Te ratio ducat, non fortuna.

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「テー・ラティオー・ドゥーカト・ノーン・フォルトゥーナ」と読みます。
ratiō は「理性」を意味する第3変化名詞ratiō,-ōnis f.の単数・主格です。
dūcat は「導く」を意味する第3変化動詞 dūcō,-ere の接続法・能動態・現在、3人称単数です。「命令」の意味を帯び、「導かせよ」という意味になります。
目的語は文頭のtēです。2人称単数の人称代名詞tūの対格です。
fortūna は「運命」を意味する第1変化女性名詞fortūna,-ae f.の単数・主格です。
「運命でなく理性が君を導くべし」と訳せます。
リーウィウスの言葉です(22.39)。

ローマ建国以来の歴史〈1〉伝承から歴史へ1 (西洋古典叢書)
リウィウス 岩谷 智
4876981795

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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